- 投稿してもなかなか伸びない・・・
- 反応ないし見てもらえていないと思う。
このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
どれだけインスタの発信を続けていても、ターゲットに刺さる投稿ができていないと、誰に向けた投稿かしら?と見てもらえず、いつまで経っても伸びないアカウントになってしまう可能性があります!
発信前にしっかり土台を固めておくということで、インスタ運用がうまく行く成功率の9割が決まると思っていただいても過言はありません。
いいアカウントにすることで、他のアカウントと埋もれないというメリットもあります。
今日は成功するためのコンセプトの土台固めについて重点的にお伝えします。
成果を上げるためのアカウント設計の需要性
発信したいジャンルの需要を見極める
発信したいジャンルがあっても需要がなければそもそも見てもらえません。
需要があるかの見極める方法として、発信したいジャンルで万アカを達成しているアカウントがあるか?それはどれだけの期間で達成しているか?を探るというリサーチを紹介します。
一万人を達成しているアカウントを見つけたとき、下の方まで投稿を遡っていつから発信しているかが分かればある程度、目安をつけることができます。
見つけるポイントは
需要があるかの見極めポイントはこれ!
- 1年以内に1万人を達成している
- 360投稿までで1万人を達成している
- 100投稿で5000人ほどのフォローがいる
こんなアカウントを見つけられれば需要があると判断できます。
毎日投稿している、していない場合で期間やみるポイントは違ってきますが、おおよそ上記のポイントを意識して成功しているアカウントを見つけましょう。
さらにリサーチを続けます。発信はまだ。
ジャンルが決まれば、次にどんな発信をするかのコンセプト設計に移ります。
インスタのアカウント運用をするために、ただなんとなく覚えたことをアウトプットするために発信しようという感じでは、なかなか伸びるアカウントにするには難しいです。
リサーチが大事。それは間違い無いのですが、リサーチした内容をアカウントまで落とし込めているかがポイントです。まずはアカウントの土台である、コンセプトを設計するということについて次の章からじっくりお伝えします!
インスタグラムのコンセプト設計 3つの基本
ターゲットを明確にする
誰に向けて発信するのか
ぼんやりとターゲット設定するのではなく、画面の向こうの1人に伝えるイメージをして投稿を作ることが重要です。
一見、みんなに受ける投稿を作った方が伸びるのではないか?と考える人もいるかもしれませんが、答えはNO!です。みんなに受ける投稿は結果、誰にも響かない投稿になってしまう原因にもなります。
たった1人に届けるためにするのがペルソナの設定です。ペルソナとは具体的に、ターゲットの中心となる人のことで、年齢や性別、職種、年収などの属性を決め、その人がどういう悩みや不安を抱えているかを書き出し、悩みがある中でどういう1日の行動をしているのか、悩みへの対策をとっているけど、どうして現状を変えられていないのかを書き出して設定していくことです。
ただ20代女性というだけでターゲットを決定しているとたった1人へ向けた発信ができていない事例です。
発信のテーマを決める
ペルソナが決まったら、その人に向けて何を発信するのかの発信テーマを考えていきます。
何かしらのきっかけであなたの投稿が目に止まって興味を持ってもらい、中を見ると有益だなと感じプロフィールに飛んだ時にページが魅力的だとフォローしたくなるというのが流れです。
この時にターゲットを想定し発信テーマを絞り込み、明確な発信内容であればフォローされる確率がUPします。そのためには徹底的にリサーチすることが重要です。
興味があって有益と感じてもらえても、自分のページに飛んできてくれた時に世界観がバラバラだと、せっかく興味を持ってきてくれた人にフォローされないという悲しい現象が起こります。こういうことが起こらないようにリサーチが重要になってくるのです。
ポジショニングを明確にする
そして最後に設定するのが、どんな人が発信するのかの設定についてです。結論から言うとUSP、専門性、権威性を明確にするということです。
USPって何?と思われる方、説明します。
USPとは、自分の強みのことです。自分がどんな人?と聞かれると強みを伝えようと誤解する人が多いのですが、自分の特徴や強みだけで表現すると、個性的で尖っているけど実は需要があんまりなかったりする場合があります。
今までの経験を棚卸することで自分の個性や強みが見えてきたら、②までのステップで設定したペルソナにとってどういうメリットになるか、どんな価値を提供できるか、ということが伝えられると、希少性があって価値が伝わるアカウントになります。
自分のUSPを設定していく中で自然に専門性や権威性も伝えられているとなお良きです。
それはわかっているけどうまくいなかいという方、まだまだ続きがあるのでご覧ください。
コンセプト設計を行う際の注意するべきポイント
①2種類のターゲットを決める。
ターゲットを決めて具体的な人を決めると先ほどお伝えしましたが、それを2人決めた方がいいという技です。
自分が本当に助けたい人を1人目のペルソナとして設定します。それをコアターゲットといいます。コアターゲットは本質的に価値を届けられるターゲットのことです。ただ、これだけだと人数が少なすぎてフォロワーが伸びないというのが問題点として挙げられます。
SNSで発信する以上、ターゲットが狭すぎると見てくれる人に届きにくい、そしてみてくれたとしても興味がある人が少ないという懸念があります。そうすると反応してくれる人の割合はさらに減ってしまいます。
それを避けるためにも、一定の広いターゲットを見ておく必要があります。そのターゲットのことを戦略的ターゲットと呼びます。これは〇〇系の人と括ろうとしがちなのですが、そうではありません。ある程度人数がいて、あなたのアカウントを広げるためのターゲット層のことです。
ペルソナの周りには浅いけど似たような人がいる。その中の1人をここで設定するというイメージです。こっちの1人は世の中にいるけどペルソナはこだわりや考えが深いレアな人種だとしたら、今設置するペルソナはある程度こんな人いるよね。という感じの人です。
大切なのは両方実在するような人として自分に落としておくことです。
たとえば、ヨガをしている人という例で例えると、たった1人のコアなペルソナは本格的にヨガが好きでインドまでヨガを勉強しに行っている人、そして感覚を磨くために映画鑑賞や芸術鑑賞も好きというこだわりを持っている人をコアターゲットとしておくとします。とても範囲が狭くなるので、戦略的ターゲットを設定します。戦略的ターゲットは綺麗な体型になるためにヨガをやってみようとする人で流行に敏感な女子という人に設定します。
後者は本格的なヨガのポーズはわからないけど体型には興味があるからとりあえず見にくるというような人です。ここで注意なのは〇〇系の人ではなく、ちゃんと具体的な1人の像を決めることです。
差別化ポイントをお探しの方は、ぜひ2種類のターゲットを設定してみてください。
痛いほど深いインサイトを探る!
ターゲットに刺さるコンセプト設計について、2つ目のポイントです。
ここでいうインサイトとはマーケティング用語で、ターゲットが気づいていない潜在的な欲求や本音のことです。
(潜在の画像挿入)
ポイントはどこまでターゲットのことをリアルに深堀りするか!
例えば、
フルタイム会社員で忙しいから時短メニューが知りたい
これだと、ふわっとしてる感じがしませんか?時短メニューもいろいろあるし、レンチンでささっとできる料理の紹介をするかもしれません。
フルタイム会社員で忙しいけど、子どももいるから栄養も取れるメニューが知りたい。仕事で疲れているから、買い物に行かずに冷蔵庫にある食材で簡単にできる時短メニューがあればいいな・・・
どうでしょう?こんな人いるわ!という感じが出てませんか?
料理メニューの紹介アカウントの事例ですが、ターゲットに向けてより深いニーズまで想定した投稿の方がターゲットに刺さるという事例です!
感情とトレンドを意識する
簡単なのですが忘れがちのことがあります。
それは、多くの人を惹きつける要素を取り入れるということ。
アニメでも感動する要素があれば、大人も楽しめて泣いちゃうという場面もありますよね。映画のドラえもんで大人も楽しめるというのは、感情に刺さる本能的な要素があるからだと思います。
そしてパワーワードやコピーセールスの手法を取り入れるということもあります。
ターゲット層なら誰でも好きそうな要素を取り入れるということをインスタでもやってみるのです。
リサーチの時点でインスタ以外のSNSで伸びているワードなどを拾ってきて、それらが自分のキャラクターと合えば、かなりパワーがある要素になるので伸びるアカウト設計ができていると言えます!
本質を捉えたリサーチの方法
ただ単にアカウントのリサーチを表面的に行うだけでは中途半端でアカウントが伸びる成功率はガクッと下がります。ただうまくいっているアカウントを真似しているだけと言われて逆効果になってしまう可能性もあります。
自分が理想的とするアカウントの運用ができている人(ベンチマーク)をリサーチするときに①ターゲットが同じ同業者と②ターゲットが好む世界観のアカウントを意識しましょう!
きちんとベンチマークの設定ができている人は少ないと言われています。ここでは正しいベンチマークの見つけ方から順番にお伝えしますね。
ベンチマークの見つけ方は、①アカウントが万アカでいいねが平均300以上または、②フィードとリールのどちらかが伸びているアカウントを数個ずつ見つけるようにしましょう。
このようなアカウントが見つからない場合は、ターゲットに対する需要がそこまでない、市場が狭すぎる可能性があるので、見直しをする必要があります。
戦略的ターゲットが似てても、コアターゲットが違う場合は最終的に差別化できるので気にしなくてOKです。
続いて、決めたベンチマークをTTP(徹底的にパクる)というところになるのですが、そこでも注意があります!
ベンチマークの中でも特に伸びている投稿や動画の伸びているポイントを3つ探しましょう。その3つのうち2つ以上はほぼ完コピしましょう。そして探し出した3つのポイント以外で自分の個性を出しましょう。
せっかくベンチマークを見つけて、伸びた投稿を探しても自分流にアレンジする場所がずれてしまうと伸びない要素となってしまいます。
つまり伸びている理由3つのうち2つは完コピするというのが肝です!
さらに真似できないアカウントをベンチマークにしないこと!
見た目やキャラクターが伸びている要素となっていたり、その人のカリスマ性や個性をなんでもない自分が再現させようとしても真似できません。
そして実績や権威性も真似はできないし、かけているコストが違いすぎるアカウントも難しいと思います。
どうしても真似できそうな要素がないのであれば、ターゲットを変えるというのも考えるべきです。
まとめ
具体的に伸びて成功しているアカウントを見つけ出し、市場の需要を確認した後は、2種類のターゲットを設定しましょう!
そうすれば、こだわりが強すぎるコアなペルソナに向けても、もう少し一般的にいそうなペルソナに向けても発信することができます。
そしてターゲットのニーズを深堀りし、私のこと見てた?と思わせるようなレベル感で共感を得ることができると、あなたのアカウントにファンがつくようにもなります。
私も自分のアカウントの発信を行うときにコンセプト設計には1ヶ月ほど時間をかけて設計しました。一度決めて終わりというわけではなく、発信をしていく中で定期的に見直しも行なっています。
どんな人に届けたいのか、今までの自分の経験を棚卸し、しっかり見つめ直しました。
しっかり土台固めを行なって成功するアカウントを設計していきましょう!